基本的にものづくりに携わる仕事を中心に探していました。アパレルメーカーも候補の一つでしたが、そのメーカーによって何をつくるかがある程度制限されます。その点、商社であれば幅広いものを取り扱えるし、「受け手」ではなくこちらから提案できる点に魅力を感じました。また、島田商事の説明会を受けてみて、自分では「服が好き」だと思っていたのが、実は表面的な部分しか見えていなかったことがわかり、逆に奥深さを感じました。
入社当初の感想は「会社って思ったより堅苦しくないな」というものでした（笑）。皆がスーツを着て働いているわけでもないし、今も私はカジュアルな服装で働いています。また私の部署は同年代の社員も多いので、働きやすい雰囲気の中で仕事ができていると思います。

セレクト系のアパレルブランドさんへの営業を担当しています。定番というよりも、シーズンごとの流行を追うことが多いカテゴリーなので、常に新たな提案が求められます。ご提案したものがそのまま採用される場合もありますが、その製品の別注をオーダーされることも多くあります。別注品をつくるにはスタッフの数も必要ですし、製造までにさまざまな調整も必要です。仕入先ともコストや納期を調整しながら、スケジュールに合わせて話を進めていきます。
他の部門と違って、セレクトカジュアルは製品サイクルが短く、急ぎの案件が多い点が特徴です。その分営業としての動きが鈍ければマイナス評価になり、素早く対応できれば信頼を得ることができます。個人的にもフットワークを軽く動けるように心がけています。

現在担当しているあるブランドさんは、入社間もない頃に上司とともにアプローチして、新規でお取引をいただくようになりました。当初は発注量も少なかったのですが、徐々に増やしていただきました。イレギュラーな対応も多く、苦労もあったのですが、私が一人で担当するようになってからはメンズ部門の大半を任せていただくまでになり、自信にもつながりました。

1年ほど前に、あるブランドが新たに立ち上がることになり、その担当をさせていただいたことです。新ブランドの立ち上げは、納期に余裕がない、コストにも限りがあるなど、通常の案件よりも制限が多いのですが、このときは別注オーダーも多く、本当にぎりぎりのスケジュールになりました。
仕入先さんの協力がありなんとか間に合いましたが、自分がこれまで経験してきたことも活かせたと思います。特に、関係者間で情報を共有するように気を配りました。良いことも悪いことも含めてこちらからどんどん情報を発信し、コミュニケーションの機会をできるかぎり増やすように心がけていました。おかげさまでそのブランドは好調なスタートを切って、担当者さんからも「ありがとう」といっていただき、新しい案件にもつながりつつあります。

当社の取り扱うアイテムは、どちらかというとメンズが中心なので、今後はレディースにも強くなりたいと思っています。市場をみてもレディースの方が大きいですし、多くのブランドさんがレディースに力を入れています。
メンズと比べると、使う色の数が圧倒的に多いとか、レディースのために新たな在庫を背負うリスクが生まれるといった課題もあります。自分一人で解決できるものではありませんが、可能性はゼロではないと考えています。今は日々レディースに関する知識を増やしていって、自分なりにできることを模索しています。

私も新しい目標をもって仕事に取り組んでいますが、島田商事は頑張る人や「挑戦したい」と自ら手を上げる人にはチャンスを与えてくれる会社だと思っています。自分なりの考えをもって新しいことをやってみたい、という野心を持った人にはオススメの会社です。
就職活動は自分と向き合えるチャンスでもあります。いろいろな会社の説明を聞いていく中で、自分が本当にやりたいことを見つめなおし、それができる会社を見つけて活躍して欲しいと思います。