学生時代からファッションが好きだったのですが、島田商事を受ける中で副資材の存在を知って、衝撃を受けました。それまで漠然と見ていたボタンにしても、水牛の角や貝など素材だけでも色々あり、説明会で話をきくうちに「もっと知りたい」と思うようになっていました。
その後進んだ面接では、副社長が「少し硬いね、いつも通りの感じを出してもいいよ、面接を最初からやり直す？」と冗談交じりに話してくれて、一気に緊張も解けました。
入社後も皆さんとても気さくで、大阪が本社ということもあり、東京のオフィスでも関西弁が飛び交うこともあります（笑）。入社前のイメージ通り、明るい会社だと思います。

セレクト系のブランドさん、メーカーさんへの営業を担当しています。例えば来期のアイテムをつくる打ち合わせに参加させていただいて、そこで使われる裏地やポケット、ボタンといった資材を提案していきます。
「絵型」といって、製品の図案のようなものを見ながら話し合っていくので、製品の企画段階から一緒にものづくりをさせていただいているような感覚もあります。上司に相談しながら、しっかりと注意すべき点はおさえつつ、トレンドも交えた良い提案ができるように心がけています。

自分の考えを活かした提案が、実際に商品になることですね。実は今着ている服も自分が携わったものなんです。発売時期が事前にわかるので、発売後は店頭に見に行くようにしています。「あのとき提案したものが、最終的にこういう形になるのか」と良い意味で驚かされることもあります。

あるお客様から新案件をいただいたとき、それまでご一緒させていただいた担当者の方から「この案件は小菅さんにお願いします」といっていただけたときです。まだまだ経験も浅く、勉強しなければならないことは多いのですが、その分スピーディに対応するようにしていたことが、その方に評価していただけたのかもしれません。
もちろん、仕入れ先、商社など関係者のご協力があってのことなので、今後も皆さんに人として気持ちよく接してもらえるように、人間的な魅力も磨いていきたいと思います。

現在28歳（インタビュー時）で、30歳も近づいてきましたので、年相応に信頼されるようになりたいですね。毎年後輩社員も入ってくるので、少しでも尊敬される先輩になるのが今の目標です。
会社全体では、今取り組んでいる海外展開をより広げていくべきだと考えています。お客様からも「あの国に拠点はありますか？」という問い合わせが増えていますし、拠点が増えるほど営業としても動きやすくなります。自分自身も海外で働いてみたいという思いももっています。

ファッションが好きな方なら、きっと島田商事の仕事は楽しく感じられると思っています。特に副資材というのはあまり知られていない分野なので、仕事をする中で副資材を通して自然にファッションの奥深さを知り、またファッションが好きになれる仕事だと思います。
「ファッションが好きだ」という気持ちは、私にとっても就職活動をするうえでの大きな軸でしたので、そこがぶれないように心がけていました。面接では自分を取り繕っても見抜かれてしまうことが多いと思うので、皆さんも自分が大切にしているものを出しながら、悔いが残らないように就職活動にしてほしいと思います。